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【2025年最新】軽自動車の維持費はいくらになる? 普通車との比較や節約術を解説

2025.07.10

自動車を購入する際は、車両価格だけではなく維持費も考慮しましょう。維持費が高額だと、日々の生活費を圧迫する可能性があるためです。軽自動車は普通車より維持費を抑えられるため、家計への負担を軽くしたい方に適しています。

本記事では、軽自動車の自動車税やガソリン代、メンテナンス費用、保険料などを紹介します。普通車との比較もシミュレーションしているため、ぜひ参考にしてみてください。

軽自動車にかかる維持費の内訳7つ

軽自動車の維持費の内訳は、大きく分けて以下の7つです。

● 軽自動車税
● ガソリン代
● 任意保険料
● ローン返済額
● 車検費用
● メンテナンス費用
● 駐車場代

軽自動車税

軽自動車税は、毎年4月1日時点で軽自動車を所有している人に課される税金です。普通車は、排気量や新車登録の時期によって税額が異なりますが、軽自動車は用途に応じて一律の税額が設定されています。

2015年4月1日以降に新車登録を行った場合、年ごとに1万800円の軽自動車税を納付する必要があります。2015年3月31日までに新車登録された軽自動車の場合の税額は、旧税率の7,200円です。

ガソリン代

軽自動車はエンジン排気量が小さく、燃費性能に優れているため、普通車と比べてガソリン代を抑えられる傾向があります。

一例として、軽自動車の「スズキ ワゴンR」と普通車の「トヨタ ヤリス」で燃費とガソリン代を比較してみましょう。(ガソリン代:185.1円/L、走行距離:5,000km/年として算出)

車種

燃費

年間のガソリン代

スズキ ワゴンR
(FX/2WD/CVT)

24.4km/L

約3万7,000円

ホンダ フィット
(BASICガソリン車/1.5L/CVT/2WD)

18.7km/L

約4万9,000円

このように、軽自動車の方が約12,000円安いことが分かります。走行距離や燃費性能によっては、年間で万単位の差が生じる場合もあります。

ただし、実際のガソリン代は地域や走行距離、乗り方などによって異なるため、あくまで参考値として捉えておきましょう。

任意保険料

任意保険とは、交通事故などによる損害を補償するために任意で加入する自動車保険です。

以下は、2023年に損害保険料率算出機構が実施した統計調査を基に、軽自動車と普通車の年間保険料を算出したものです。

車種

年間保険料の
目安

契約台数

保険料総額

軽自動車

約5万円

1,880万5922台

9,381億5,400万3,000円

普通車

約7万円

1792万7098台

1兆3,042億5,119万2,000円

※年間保険料は、保険料総額を契約台数で割って算出しています。

軽自動車は事故率が低く、賠償額も小さくなる傾向があるため、普通車より保険料を年間約2万円抑えられる可能性があります。ただし、2025年1月から軽自動車にも「型式別料率クラス」が採用されたため、軽自動車でもEVや先進安全装備などが装着された車の保険料が上がっているため、その差は小さくなっていく可能性もあります。実際の保険料は年齢や等級、補償内容などによって異なるため、事前に見積もりで確認しましょう。

ローン返済額

車を一括で購入していない場合、毎月のローン返済額も維持費に含まれます。例えば、150万円の軽自動車を5年ローン(60回払い)で返済する場合、月々の支払い額は2万5,000円 + 金利です。

実際の返済額は、車両価格や金利、頭金の有無、ボーナス払いの金額などによって大きく変わるため、ローン契約前に無理のない支払い計画を立てることが大切です。

車検費用

車検は新車登録から3年目、それ以降は2年ごとに受けなければなりません。(乗用車の場合)

車検費用は、以下の3項目で構成されています。

車検費用の項目

費用の目安

法定費用

●  自動車重量税

○  新車登録から13年未満:6,600円

○  13年以上:8,200円

○  18年以上:8,800円

●  印紙代

○  認証工場:2,200円

○  指定工場(OSS):1,600円

○  指定工場(OSSを除く):1,800円

●  自賠責保険

○  24カ月:1万7,540円

○  25カ月:1万8,040円

基本料金

約1万円~5万円

※業者によって異なる

部品交換費用

※業者、車の状態によって異なる

法定費用は、国によって金額が定められています。重量税は新車登録からの年数で、印紙代は車検を受ける工場が認証工場か指定工場か、指定工場でも申請にOSSを利用しているかどうかで、自賠責保険は保険期間で費用が異なるため、見積もり時に確認すると良いでしょう。

基本料金は、依頼する業者によって大きく異なります。ディーラーは、メーカー基準に沿った点検や整備を行うため、比較的高めの傾向です。

また、車検時にエンジンオイルやブレーキパッドなどを交換する場合、部品ごとの交換費用が追加で発生します。費用は業者、車の状態、部品交換の点数など大きく異なります。

メンテナンス費用

日常的なメンテナンスも、車を維持する上で欠かせない費用です。代表的な交換部品とその費用相場は、以下の通りです。

● エンジンオイル:2,000円~3,000円
● オイルフィルター:1,000円~2,000円
● バッテリー:5,000円~10,000円
● タイヤ:2~4万円程度(4~5年に1回程度、前後タイヤ4本)

平均すると、メンテナンス費用として年間1.5~3万円程度かかりますが、車のグレードや部品メーカー、交換業者、交換頻度によっても異なります。

駐車場代

アパートやマンションなどの賃貸物件では、駐車場代が発生する場合があります。

相場は、地方で月額6,000円~9,000円、都市部では月額8,000円~2万円です。地方には駐車場付きの賃貸アパートも多く、家賃に駐車場代が含まれている場合があります。

【比較】軽自動車と普通車の維持費をシミュレーション

ここでは、ホンダのN-BOX(軽自動車)とフィット(普通車)を例に取り、各項目の年間維持費の目安を比較します。各項目の年間維持費の目安は、以下の通りです。

費用項目

年間維持費の目安

軽自動車

普通車

スズキ ワゴンR
(FX/2WD/CVT)

ホンダ フィット
(BASIC/2WD/CVT)

軽自動車税・自動車税

1万800円

3万500円

ガソリン代

(年間5,000km走行の場合)

約4万円

約5万円

任意保険料

約5万円

約7万円

ローン返済額

(5年ローンの場合)

約26万円

約34万円

車検費用(2年に1回)

2万7,870円

(5万5,740円÷2)

【内訳】

法定費用:2万5,740円

基本料金:3万円

部品交換費用:なし

3万6,925円

(7万3,850円÷2)

【内訳】

法定費用:4万3,850円

基本料金:3万円

部品交換費用:なし

メンテナンス費用

約2万円

約3万円

駐車場代

(月1万円の場合)

12万円

12万円

合計年間維持費

約53万円

約68万円

※2025年4月26日時点の情報

※軽自動車税は2015年4月1日以降に、自動車税は2019年10月1日以降に新車検査を受けたものとして算出

※ガソリン代は、レギュラーガソリン185.1a円/Lで算出

※ローン返済額は、スズキおよびホンダ公式サイト掲載の全国メーカー希望小売価格(税込)を参考に算出(金利は考慮せず)

このように、一般的には軽自動車の方が維持費を抑えられることが分かります。ただし、上記はあくまで目安です。実際の費用は、走行距離や車両価格、ガソリン価格などによって異なるため、事前に確認しましょう。

なお、上記の表はエコカー減税適用外で算出していますが、環境に優しいエコカーを選ぶと、車検時に支払う自動車重量税が免除または軽減になる場合があります。

軽自動車の維持費を抑えるなら車検専門店がおすすめ

軽自動車の維持費をできるだけ抑えるなら、車検専門店を利用するのがおすすめです。

ディーラーの車検はサービスが手厚く高品質ですが、料金は比較的高めに設定されています。一方、車検専門店は、高品質ながらも車検費用を抑えることが可能です。近年では、フランチャイズ経営によって一定の品質基準を満たしながら、コストを削減している専門店も増えています。

車検費用は、軽自動車の維持費を大きく占めている項目です。そのため、どこに依頼するかによって、年間のトータルコストに大きな差が生まれる可能性があります。維持費を少しでも抑えるためにも、車検専門店の利用を検討しましょう。

軽自動車の維持費を抑えてカーライフを楽しもう

軽自動車は、税金や保険料、ガソリン代、車検費用など、さまざまな面で維持費を抑えやすい車種です。車検専門店の利用やエコカー減税対象車の選択などによって、年間維持費をさらに抑えられます。ライフスタイルに合った軽自動車を選び、無理なく快適なカーライフを楽しみましょう。

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