Column 速太郎コラム
車検累計台数380万台以上の実績
  • 費用ページはこちら
  • 店舗検索はこちら

車検業者に違いはあるの?比較のポイントを解説

2021.07.06

車検は自動車ディーラーをはじめ、カー用品店や中古車販売店など、さまざまな場所で受けることができます。場所によって費用やサービス品質が異なりますので、車検を受けるときはそれぞれの違いをよく理解したうえで、慎重に決めましょう。

ここでは車検業者の違いや、比較する際のポイントをわかりやすくご説明します。

車検業者によって異なる費用とその理由

車検にかかる費用の内訳は「法定費用」「車検基本料」「整備・修理費」の3つに分類されます。

法定費用とは、すべての自動車が加入を義務づけられている自賠責保険や、自動車の重量に応じて課せられる自動車重量税、検査や登録にかかる手数料のことです。法律によって定められているため、どこで車検を受けても料金は一律です。

一方、車検基本料と整備・修理費は、車検を受ける場所や状況によって大きく変動します。車検基本料と整備・修理費について、それぞれくわしくチェックしてみましょう。

車検基本料

自動車の検査・登録を行う地方運輸局では、保安基準に適合しているか否かしか判断してくれないため、ユーザーは事前に愛車を車検に通る状態に整備しておく必要があります。
自動車の点検・整備および車検の手続きは自分で行うことも可能ですが、専門的な知識と技術、そして多大な時間と労力が必要になるため、自動車整備工場で車検を行うのが一般的です。

「車検基本料」は、その整備工場での車検を行う際の基本点検検査費用になります。法律で定められた法定費用とは異なり、金額は車検業者が自由に設定できるため、依頼先によって費用に差が出ます。

整備・修理費

パーツに劣化や不具合がある車は、車検時に整備・修理を行う必要があります。

整備・修理費には、作業代のほか、整備・修理に使用したパーツ代も含まれるため、費用は劣化の度合いだけでなく、使用したパーツが新品か、中古かによっても変動します。

車検にかかる日数が異なる!認証工場と指定工場の違い

車検を受けられる整備工場は複数ありますが、その種類は大きく分けると「認証工場」と「指定工場」の2つに絞られます。

どちらも自動車を分解整備できる設備や環境が整っており、かつ国家2級の整備士資格を有する人材がいる点は共通していますが、車検の方法や手続きに違いがあるので要注意です。 ここでは認証工場と指定工場を比較するために、それぞれの特徴をまとめました。

認証工場

認証工場とは、一定規模の作業スペースや設備、有資格者を備え、地方運輸局長から自動車分解整備事業の認証を受けた工場のことです。

車の分解・点検整備を行うことが可能ですが、車検を通すには、運輸支局・軽自動車検査協会に持ち込んで検査を受ける必要があります。 もしそこでNGが出てしまった場合、一度工場に持ち帰って整備し、再び車検に出さなければならないため、車検を依頼してから車の受け取りまでに数日かかることもあります。

指定工場

指定工場とは、認証工場のうち、自動車整備に関して一定の基準を満たした設備・技術・管理組織、および自動車検査の設備を有しているとともに、自動車検査を行う人(自動車検査員)を選任し、自動車の点検整備、検査をさせると認められた工場のことです。

自動車検査員が、国の保安基準に適合しているかどうか、完成検査を実施したうえで保安基準適合証を交付します。運輸支局・軽自動車検査協会への自動車の持ち込みを省略できるため、短時間で車検を済ませることが可能です。

車検業者が認証工場なのか、指定工場なのかは、店頭や公式サイトなどで確認できます。なるべく早めに車検を終わらせたいという方は、指定工場への依頼がおすすめです。

指定工場の看板

サービスの質や期間・費用をチェック!車検業者ごとの違いを徹底比較

車検を行う場所は、ディーラーや整備工場、車検専門店など複数にわたります。それぞれサービスの質や期間、費用が異なりますので、車検への希望やニーズに合わせてじっくり比較検討しましょう。

ここでは主な車検業者6つと、ユーザー車検(持込車検)について、それぞれの特徴をご紹介します。

車検業者ごとの違いを徹底比較表

ディーラー

自動車メーカーの正規販売店であるディーラーは、自社の車に関して専門的かつ豊富な知識・技術を備えているため、点検・整備のレベルが高いところが特徴です。
車検の定期点検項目だけでなく、そのほかの部分の点検も行ってくれますし、整備が必要な場合はメーカー純正の新品パーツを使って交換・修理するため、安心感は抜群です。
また、ディーラーのほとんどは指定工場なので、車検を依頼してから1日~2日程度で愛車を受け取れます。
ただし、

メーカー・ディーラー独自の検査項目や、社内基準が多い
修理に新品の純正パーツを使用する
検査費用や整備工賃なども、他業者に比べ割高
以上3つの理由により、ほかの車検業者よりも費用がかなり高くなるところがネックです。

車検調査に関する意識調査によると、ディーラーに車検を依頼した人の多くが「購入した店」「技術的に信頼」を挙げた一方、「費用が安い」を選んだ人はわずか4.1%とほかの車検業者に比べて最も低く、ディーラー=高いというイメージが定着していることが伺えます。[注1]

カー用品店

カー用品を扱っている店のなかには、車検を行なっているところもあります。
一部店舗では、ユーザーから買い取った中古パーツやアウトレット品を活用する場合もあり、新品パーツを使った場合よりも整備・修理費を安く抑えることができます。また、大手ショップは全国各地にチェーン展開しているため、車を持ち込みやすいのも利点のひとつです。

ただ、整備士の人数や知識・技術の水準は店舗ごとにバラつきがあるため、事前に店舗の評判や技量についてリサーチしておく必要があります。
指定工場の店舗に依頼すれば、1日程度で車検は終わりますが、認証工場の場合は数日かかる場合もありますので、短期間で車検を済ませたいのなら指定工場か否かもきちんとチェックしましょう。

中古車販売店

中古車販売店のなかには、整備工場が併設されているところもあり、車検を依頼することが可能です。
とくに地域密着型の中古車販売店の場合、値引き交渉に応じてくれたり、独自のパイプを活かしてレアなパーツを取り寄せたりと、ほかにはないサービスに対応してくれるところもあります。

一方、カー用品店同様、サービスの質は店舗によってムラがあり、安心して依頼できるかどうか判断しにくい傾向にあります。
実際、車検の依頼理由も「購入した店」「店の人と親しい」など、車検に直接関係のない理由で依頼しているケースが4割を超えており、「付き合いで何となく」という人が少なくないようです。[注2]

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドに車検を依頼するメリットは、何といっても利便性の高さです。ほかの車検業者に比べて店舗数が圧倒的に多く、給油に行ったついでに車検を依頼すれば、手間も省けて一石二鳥です。
スタンドによっては車検を依頼した方を対象に、給油の割引などの特典をつけてくれるところもあるため、いつも利用しているスタンドに依頼すれば、お得に車検を受けられます。

一方で、多くのガソリンスタンドでは自社の整備工場を持っておらず、点検整備には日数がかかりがちです。
また代車などにも対応していないケースが多いので、普段から車を使っている場合は事前に確認しておくか、ほかの車検業者を利用した方がよいでしょう。

町の整備工場

整備工場は車の点検・整備に関する知識や経験、実績が豊富で、安心して車検を任せられるところが特徴です。ディーラー同様、車検の定期点検項目以外の特殊な整備・点検にも対応してくれるため、念入りな車検を受けられます。
地域密着型の整備工場は地元との接点を大切にしているため、「できるだけ安くしたい」「数日中に車検を受けたい」など、顧客からのニーズにもできる限り対応してくれます。

ただ、整備の質や費用のばらつきも多く、信頼できる整備工場を選べるかどうかが重要なポイントです。
指定工場の場合、車検は1日程度で済みますが、土日祝日は定休日という業者も多いので、平日は仕事などで動けないという方は注意してください。

車検専門店

車検の請負に特化した専門のサービス店です。
全国にフランチャイズ展開していますが、車検に関する点検や整備をマニュアルで統一化しているため、どの店で車検を依頼しても均一なサービスを受けられます。車検基本料も地域による差はなく、一律に設定されているため、初めて車検を受ける方でもわかりやすい料金体系になっているところが特徴です。

ほとんどが指定工場を持っているうえ、マニュアルによる合理化が進んでいるため、店舗によっては持ち込み当日に愛車を持ち帰ることも可能です。
車検専門店を車検依頼先に選んだ理由でも、「短期間で終わる(18.4%)」がその他の車検業者を抑えてトップに入っているほか、「費用が安い(28.8%)」も約3割に上っています。[注3]
車の持ち込みや引き取りは自分で行う必要がありますが、すき間時間で手軽に車検を受けたい方におすすめです。

ユーザー車検(持込車検)

ユーザー車検とは、車検業者を利用せず、自分で点検・整備をし、運輸支局・軽自動車検査協会に持ち込んで車検を受ける方法のことです。

車検業者を利用する場合にかかる車検基本料や整備・修理費用がかからないため、必要な工具が揃っていれば、法定費用のみで車検を通すことが可能です。
実際、ユーザー車検を選ぶ人の半数以上は「費用が安い」ことを理由に挙げていますが、車検の保安基準に適合するレベルまで愛車を点検・整備するには、専門的な知識と技術、そして工具を揃えなければなりません。[注4]

ただし、点検・整備にはかなり時間が必要です。自分自身で車検場に持ち込んで手続きしなければならないので、大きな手間もかかります。
もともと車いじりが好きで、それなりの知識と技術、環境が揃っている場合はユーザー車検にチャレンジしてもよいでしょう。そうでない場合は、プロの車検業者に任せることをおすすめします。

[注1][注2][注3][注4]
オークネット総合研究所:車検に関する意識調査