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ユーザー車検は難しいのか簡単なのか?注意点を解説

2024.04.30

車検を受ける際にはどのような自動車であっても一定の費用がかかってしまいます。

それぞれの自動車の型式や使用年数、車検を依頼する業者などによっても費用は変わってきますが、10万円以上の費用がかかることは珍しくありません。
乗用車の場合、新車購入であれば初回は3年後でそれ以降は2年に一回のタイミングで車検を受けなければいけないので自動車を利用していく上で、多くの方にとって非常に重い負担になると思います。そこで、車検の費用を抑える方法の一つとして、カーディーラーや整備工場に依頼をせず、ユーザー自身が運輸支局へ車を持ち込んで検査を受けるユーザー車検というものがあります。

「思っていたよりも簡単だった」「一度で終わらず大変だった」「車検が安く済んだ」など人によってユーザー車検に対する感想は異なりますが、多くの方は「素人には難しい」という印象を抱いているのではないでしょうか。

このページではそんなユーザー車検の概要を説明します。

ユーザー車検とは?

「ユーザー車検」という言葉に馴染みがない方は多いかもしれません。簡単に説明すると、前述しているように「カーディーラーや整備工場などに依頼せず、自分自身で運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)に車を持ち込んで車検を通す」ことです。

ユーザー車検は難しい?

ユーザー車検が難しいと言われる根拠はいくつかありますが、最も大きなポイントとなるのは書類の記入と実際の検査の二つです。
確かにこうした作業に関しては予備知識が全くないのであれば難しい部分があるのは否めません。
しかし事前にしっかりと予習をしている人であれば、問題なくクリアできるでしょう。

ユーザー車検に必要な書類

必要書類に関しては車検証に記載してある事項を書き写すことがほとんどの作業ですし、実際の検査においても初めて受けることを受付に伝えれば運輸支局の局員が丁寧に教えてくれますし、局によってはサポートとして局員をつけてくれることもあります。
そうした準備をしっかりすれば、特に問題なくクリアできるのがほとんどです。

必要書類

1. 自動車検査証(車検証)
2. 自動車損害賠償責任保険証明書(新・旧)
3. 自動車税納税証明書(種別割)
4. 定期点検整備記録簿(法定点検が終わっている場合)
5. 自動車重量税納付書
6. 継続検査申請書

1〜4は事前に準備しておくものです。特に4. 定期点検整備記録簿(法定点検が終わっている場合)は、車に備え付けの整備手帳を見ながら自分で点検し、記入して持参すれば問題ないですが、分からない場合は、「車検が終わってから“後整備”を業者にお願いするつもり」と伝えれば大丈夫でしょう。
5、6については当日に運輸支局で購入します。

検査に合格しなかったら

ユーザー車検を行う際に、特に問題になるのが検査で不備が見つかり、保安基準に不適合と判断されて検査に合格しなかった場合です。

検査に不合格となっても当日は初回入場を含めて3回までは無料で再検査ができるため、不備があった箇所が簡単に直せる部分であれば当日車検を完了させることは出来るでしょう。ただ、簡単に自分で直せない場合は整備工場などでの修理が必要となるため、当日の車検完了は諦めないといけなくなります。

そして、整備工場で修理が完了したとしても、カーディーラー等での車検とは異なり、ユーザーが運輸支局に再度自動車を持ち込んで検査を受けなくてはなりませんし、再度手数料も必要となりますから、状況によっては二度手間、三度手間になることがあり得ます。

いくら車検費用が安いとはいえ、ただでさえ車検手続きには時間がかかるのに、二度三度と繰り返せば、時間の無駄だったと思う人も出てくるでしょう。

そのため自動車の状態を完璧にすることが難しいという場合であれば、多少高額であっても最初からディーラーや整備工場で車検を受けた方が無難なこともあります。

まとめ

ユーザー車検が難しいかどうかについては、しっかりと自動車の整備知識や車検の際の基準のことを知っている人なら難しくはありません。

しかしそうではなく、自動車の状態をしっかり把握しておらず、また失敗した際の手間を嫌う人であれば、ユーザー車検はあまり向いていないと言えるでしょう。