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オイルエレメントの交換費用はいくら? ケース別の相場と費用を安く抑えるこつを紹介

2026.08.05

オイルエレメントは、エンジンオイルをきれいに保つために必要不可欠なものです。
ただし、オイルエレメント自体も定期的に交換しなければ本来の機能を発揮できなくなる恐れがあります。

場合によっては故障や不具合の原因となることもあるので、オイルエレメントは適切な間隔でメンテナンスをしましょう。

本記事ではオイルエレメントの役割や、交換を怠ることで起こりやすいリスク、交換費用の相場、オイルエレメント交換の費用を安く抑えるポイントをまとめました。

【この記事で分かること】

●オイルエレメントとは、エンジンオイルの性能を維持するために必要なろ過装置のこと

●一般的なオイルエレメント代は1,000〜2,000円。高性能なものや輸入車の場合は費用が割高になりやすい。

●エンジンオイル交換と一緒に行うと工賃を節約できる



オイルエレメントとは? 基礎知識と主な役割

オイルエレメントとは、エンジンオイルの不純物を除去するパーツのことです。オイルフィルター内部に組み込まれていることから、まとめてオイルフィルターと呼ばれる場合もあります。

エンジンオイルがオイルフィルターを通過する際、プリーツ状のオイルエレメントが不純物をキャッチし、エンジンオイルをろ過してきれいな状態に保つ役割があります。

プリーツ状の構造によって、ろ紙の表面積をできるだけ大きく確保でき、限られたスペースでも効率よく不純物を取り除けます。ただし、オイルエレメントのろ過性能は恒久的なものではなく、使用を続けると徐々に低下していきます。

そのため、オイルエレメントは定期的に交換することが欠かせません。なお、オイルエレメントはオイルフィルターから単独で取り外せるものもあるので、メンテナンスの際はオイルエレメントのみを新しいものに交換するケースもあります。

オイルエレメントの交換を怠った場合のリスク

オイルエレメントの交換を怠ると、以下のようなリスクが生じる恐れがあります。

● エンジンに余計な負荷がかかる
● 燃費の悪化や故障によってコストが増える

それぞれ詳しく見ていきましょう。

エンジンに余計な負荷がかかる

オイルエレメントを交換しなければ、エンジンオイルの汚れがどんどん蓄積し、エンジンに余計な負荷がかかる原因となります。

そもそもエンジンオイルとは、エンジン内部を循環している潤滑油のことです。停車時はオイルパンに集積されていますが、走行時はエンジン内部を循環し、クランクシャフトやシリンダーなどのパーツに供給される仕組みになっています。

エンジンオイルが各パーツにもたらす働きは大きく分けて5つあります。

潤滑

パーツ同士の摩擦を減らす

密封

エンジンルーム内の気密性の確保

冷却

エンジン稼働時に発生する熱を冷却する

防さび

金属製パーツの表面をコーティングすることによるさびの防止

清浄

ガソリン・オイルの燃えかすの吸着・回収

特に注意したいのは清浄機能の低下です。放っておくと汚れの蓄積により走行性能が低下するだけではなく、エンジン内部の消耗や最悪の場合焼き付きが発生する可能性があります。また冷却機能が失われると、エンジンが熱を持ちやすくなり、これもエンジン内部の消耗や焼き付きの原因になります。

エンジンオイルを新しいものに交換すれば機能は回復しますが、オイルエレメントが劣化しているとオイルが汚れるスピードも速くなる傾向にあります。結果として不具合・故障のリスクが高くなるため注意が必要です。

燃費の悪化や故障によってコストが増える

前述した潤滑機能や密封機能が衰えると、パーツの動きが鈍くなったり、ピストン運動によるエネルギー生成効率が悪化したりするため、燃費が低下する原因となります。

また摩擦によるパーツの劣化やエンジンの焼き付きが起こると、多額の修理費がかかりがちです。特に、エンジンの焼き付きは部分修理でも数万~数十万円の費用がかかる他、エンジン丸ごと交換となると100万円前後のコストがかかる場合もあります。

「オイルエレメントの交換費用がもったいないから」と交換を怠っていると、後からより高額なメンテナンス費がかかる恐れがあります。余計な出費を防ぐには、小まめに取り替えることが大切です。

オイルエレメント交換費用の相場

オイルエレメントの交換にかかる費用は車種によって異なる他、交換するオイルエレメントの種類やメンテナンスの依頼先によって差が出ます。ここでは、パターン別にオイルエレメント交換費用の相場をまとめました。

部品価格の相場

オイルエレメントの部品価格は車種によって異なります。特に国産車と輸入車の違いは顕著で、国産車の場合は1,000~2,000円、輸入車の場合は1,500~3,500円が相場とされています。

輸入車の方が高いのは、海外から取り寄せる際に、関税や輸送量などが余計にかかる場合があるためです。また価格帯に幅があるのは、車体の大きさによってオイルエレメントの価格が変動するのが原因です。

なお、実際に交換を依頼する際には別途工賃が発生します。輸入車の場合は専門的な知識・技術を要するケースが多く、作業工賃も国産車より高くなりやすいと考えておいた方がよいでしょう。

オイルエレメントの機能による費用相場

オイルエレメントは、一般的なタイプと高機能タイプの2種類があり、後者の方が費用は高めです。

一般的なタイプとはメーカーの純正品か、あるいは純正品に近い性能を持つ社外品のことです。メーカーが想定する性能基準を満たしており、品質や適合性を重視したい方に選ばれる傾向にあります。特にこだわりがなければ一般的なタイプで問題ありません。費用相場は前述した国産車と同じ1,000~2,000円です。

一方の高機能タイプは、ろ過性能や耐久性をより強化したオイルエレメントです。具体的な機能は製品によって異なりますが、ろ紙が2段構造になっている、磁石の力で鉄粉を強力に吸着するなど、より効率的かつ高精度に不純物を除去できる仕組みになっているものなどがあります。

普段から頻繁に長距離・高速走行を行う場合はエンジンオイルが汚れやすいため、高機能タイプへの交換を検討してみてもよいでしょう。なお、費用は1,500~3,000円が相場です。

メンテナンスの依頼先ごとの費用相場

オイルエレメントの交換はさまざまな場所でできますが、どこに依頼するかによって金額に差が出ます。以下では、主要な依頼先とそれぞれの費用相場を一覧にまとめました。

なお、業者に依頼する場合は、基本的にオイル交換とセットで行うのが一般的です。そのため、下表では一般的な国産車のオイルエレメントの交換費用 + エンジンオイル交換費用の総額を掲載しています。

依頼先

費用相場

ディーラー

6,000~1万1,000円

整備工場

2,500~8,000円

カー用品店

4,000~8,000円

ガソリンスタンド

2,000~6,000円

比較的コストを抑えて依頼できるのはガソリンスタンドです。手軽に利用できる一方で、依頼先によって技術力に差が出る場合があります。

一方、ディーラーは費用が高くなりがちですが、純正品で交換してくれる点や、その車に詳しいプロが作業してくれるという安心感があるところが利点です。何を重視するかは人によって異なるので、自分のニーズに合った依頼先を選びましょう。

オイルエレメント交換費用を安く抑える方法

オイルエレメントの費用をなるべく安く抑えたい場合は、以下の方法を実践してみましょう。

エンジンオイルと同時に交換する

オイルエレメントとエンジンオイルの交換を同時に行うと、オイルエレメント分の工賃が無料または割引になることがあります。それぞれ単体で依頼するよりもセットで行った方が業者に持ち込む手間も省けるでしょう。

またオイルエレメントの交換時期は、オイル交換2回につき1回が目安とされています。オイル交換のタイミングと合わせて点検・交換を行えば、メンテナンスの管理もしやすくなるでしょう。

クーポンやキャンペーンを利用する

業者の中には、独自のクーポンやキャンペーンなどを行っているところもあります。タイミングを合わせて利用すれば、通常よりも安い価格でオイルエレメント交換を依頼できます。

クーポンやキャンペーンは業者やお店のアプリ、Webサイト、DMなどで通知されることが多いため、小まめに情報をチェックしておきましょう。なお、業者によっては会員登録が必須となっているケースもあります。依頼先が決まっている場合は、あらかじめ会員登録を済ませておけばお得な情報をキャッチできるでしょう。

自分で交換する

オイルエレメントをカー用品店やインターネット通販などで購入して自分で交換作業を行えば、工賃を節約できる可能性があります。オイルエレメントの交換方法は以下の通りです。

1. エンジンを始動し、温める

2. エンジンオイルの状態をチェックする

3. ドレンボルトを外して古いエンジンオイルを抜き、ドレンボルトを締め付ける

4. フィルターレンチを使ってオイルエレメントを取り外し、新しいものと交換する

5. 新しいエンジンオイルを注入する

6. オイル漏れがないかチェックする


最初にエンジンオイルを温めるのは、オイルを柔らかくすることでオイルを抜き取る作業をスムーズにするためです。ある程度温まったらエンジンを切って作業を開始しますが、エンジン回りのパーツが熱を帯びているので、やけどしないよう注意しましょう。

オイルエレメントの交換は正しい方法を知っていれば問題なく進められますが、フィルターレンチなどの専用工具を準備しなければならない上、やけどやけがなどの危険を伴います。さらに、古いオイルを抜き取るときに外したドレンボルトの締め付けが緩いと、オイル漏れが発生し、車両トラブルを引き起こす要因になる可能性もあるでしょう。

このように、自分でオイルエレメントを交換する行為には手間とリスクが伴います。車のメンテナンスに不慣れな方は、専門業者に依頼した方が安心です。

車検時にオイルエレメントを交換するのもおすすめ

オイルエレメントは、エンジンオイルの性能を保つ働きがあり、定期的な交換が必要です。交換を怠ると燃費が低下したり、エンジンに余計な負荷がかかったりする原因となり、車両トラブルにつながる可能性があるでしょう。故障や不具合が発生した場合、オイルエレメントの交換代よりも高い修理費用がかかる恐れがあるので、小まめにオイルエレメントを交換することが大切です。

オイルエレメントの交換時期と車検の時期が重なる場合は、車検時に交換するのもおすすめです。定期的な点検や整備と同時に対応でき、効率よくメンテナンスを行えます。

「車検の速太郎」では、国家資格を持つ検査員と整備士の2名体制でお客さまの愛車を点検し、必要に応じてメンテナンスのご提案をいたします。お客さまご自身の目で車の状態をご確認いただきながら、なぜメンテナンスが必要なのかを分かりやすく説明するため、納得した上で作業を依頼することが可能です。愛車の車検やメンテナンスをお考えの方は、ぜひ「車検の速太郎」のご利用をご検討ください。