Engine room エンジンルーム

1.ブレーキオイル

<車検時のチェックポイント>
メーカーの交換基準は、車検毎となっています。(初回3年以降2年毎)劣化は、色だけでは判断できず、年数が経つと空気中の湿気などから水分を吸収し、沸騰点が低くなりベーパーロックやブレーキ部品の錆付きの原因になります。車検時に交換を行う事で、次回車検まで安心して乗る事ができます。

2.ファンベルト

<車検時のチェックポイント>
ファンベルトはゴムを使用しており、エンジンの熱と回転により劣化消耗します。車検時には、ゴムの亀裂や張り具合がチェックポイントになります。ベルト切れは、オーバーヒートやバッテリー上がりにつながり危険で、車検時の重要点検部分です。

3.クーラーベルト

<車検時のチェックポイント>
クーラーベルトはゴムを使用しており、エンジンの熱と回転により劣化消耗します。車検時には、ゴムの亀裂や張り具合がチェックポイントになります。ベルト切れはエアコンが効かなくなるだけでなく、他の部品も損傷させる事があります。エアコンは、1年中使用しますので、車検時にしっかり点検が必要です。

4.パワーステアリングベルト

<車検時のチェックポイント>
パワーステアリングベルトはゴムを使用しており、エンジンの熱と回転により劣化消耗します。車検時には、ゴムの亀裂や張り具合がチェックポイントになります。ベルト切れは、パワステが効かなくなり走行中だと大変危険で、車検時の重要点検部品です。

5.エアーエレメント

<車検時のチェックポイント>
車検以外でも点検する機会が割りとある部品ですが、排気ガスの浄化やエンジン性能維持に重要です。車検時には汚れ具合をチェックします。

6.スパークプラグ

<車検時のチェックポイント>
エンジン性能を維持するため、非常に重要な部品です。昔より点検がしにくくなっており、車検以外では見る事があまりない部品です。消耗具合のチェックがメインですが、性能維持、燃費向上のため、車検毎の点検が重要です。

7.ラジエター

<車検時のチェックポイント>
車検毎の冷却水のメンテナンスを怠ると腐食による水漏れや、詰まりによるオーバーヒートを起こします。車検時に冷却水の交換と共に内部の汚れ具合や水漏れがないかがチェックポイントです。

8.冷却水(ロングライフクーラント・LLC)

<車検時のチェックポイント>
メーカーの交換基準は車検毎となっています。(初回3年以降2年毎)オーバーヒートなどのトラブルを起こさないために車検毎に交換が必要です。その際は、水漏れチェック等もしっかり行ないます。

9.燃料ホース&パイプ

<車検時のチェックポイント>
燃料漏れの点検は乗用車では車検時しか行いません。車両火災にも繋がる危険な部分で、車検時の重点項目です。ゴムホースの劣化やパイプの腐食がないかがチェックポイントです。

10.バッテリー、バッテリーチェック

<車検時のチェックポイント>
車検での点検基準では、ターミナルの接続状態の点検のみですが、バッテリーがあがるとエンジンがかからなくなります。車検時には、バッテリーの液量と共にバッテリー自体の性能チェックと発電機からの充電性能のチェックも重要です。

11.エンジンオイル

<車検時のチェックポイント>
エンジン性能を維持し長持ちさせるために非常に重要なオイルで、2年毎の車検以外でも交換が必要です。(6ヶ月毎)車検時には漏れや量だけでなく、汚れ等もチェックして早めに交換しましょう。

12.オイルエレメント

<車検時のチェックポイント>
フィルターが目詰りすると汚れたオイルがそのままエンジン各部に送られてエンジン内部を傷めてしまいますが、ケース内のフィルターの汚れは点検する事ができません。 エンジンオイル交換2回に1回は、必ず交換が必要です。車検時にオイル交換する時は、ぜひセットで交換しましょう。

13.オートマチックトランスミッションオイル

<車検時のチェックポイント>
エンジンオイルのように頻繁に交換するオイルではありません。汚れと量が車検時のチェックポイントですが、ブレーキオイルと同様に車検毎に交換すればATミッションの故障も防げます。