
ハスラー(スズキ)の車検はどこが安い? 業者ごとの料金と特徴を比較
スズキの人気軽自動車「ハスラー」のオーナーの中には、新車から初めての車検を控えている方や、2回目、3回目の車検時期が近づいている方もいるでしょう。「ハスラーの車検は、どこに頼むのが一番安いのかな?」「ディーラーと専門店の違いってなんだろう?」といった疑問は、多くのドライバーが抱く悩みです。業者ごとの特徴を理解し、自分に合った依頼先を見つけることが、納得のいく車検につながります。
本記事では、ディーラーや車検専門店、カー用品店など、車検を受けられる業者ごとの料金相場と、それぞれのメリット・デメリットを詳しく比較解説します。あなたのハスラーにぴったりの車検業者を見つけるために、お役立てください。
スズキ ハスラーの車検費用の構成要素
スズキ ハスラーの車検費用は、大きく分けて「法定費用」と「非法定費用」の2つで構成されています。非法定費用は、さらに「車検基本料金」と「整備費用」に分かれます。
法定費用は国や保険会社に支払う税金や保険料であるため、どの業者に依頼しても金額は一律です。一方で、車検基本料金や整備費用は業者によって大きく異なるため、車検費用の総額を比較する際は、非法定費用に着目しましょう。
法定費用
法定費用とは、車検を受ける際に法律で支払いが義務付けられている費用の総称です。どこで車検を受けても基本的な金額は変わりません。法定費用には、主に以下の3つの費用が含まれます。
● 自賠責保険料
● 自動車重量税
● 印紙代
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自賠責保険料
自賠責保険は、自動車を運転する全ての人に加入が義務付けられている保険です。交通事故の被害者を救済することを目的としており、対人賠償を確保する役割を担っています。
自賠責保険料は、車種と保険期間によって金額が定められており、新車登録時とそれ以降は継続検査(車検)ごとに契約を更新していきます。ハスラーは「軽自動車」に分類されるため、一般的な車検で加入する24カ月契約の場合、保険料は17,540円です。ただし、この金額は沖縄県や離島などの一部地域では異なる場合があります。
自動車重量税
自動車重量税は、その名の通り自動車の重量に応じて課される税金です。自賠責保険料と同様に、車検時に法律で支払いが義務付けられています。税額は車両の重量やエコカー減税の有無、新車登録からの経過年数によって変動します。
ハスラーは軽自動車のため、車両重量にかかわらず税額は一律です。新規登録から13年未満の場合は6,600円、13年が経過すると8,200円、18年を超えると8,800円と段階的に高くなります。
なお、環境性能に優れた車を対象とした「エコカー減税」が適用される場合、税額が軽減されます。2025年5月1日から2026年4月30日までに新車として新規登録した場合、初回継続検査時の自動車重量税額は5,000円です。
ご自身のハスラーの正確な重量税額を知りたい場合は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確認できます。
印紙代
印紙代とは、車検の検査手数料として国や自動車技術総合機構に支払う法定費用です。軽自動車以外の登録車の場合、車検の申請に必要な書類に印紙や証紙を貼り付けて納付するため、このような名称となっています(軽自動車は印紙や証紙を使用しません)。
印紙代の金額は、車検を受ける工場が「認証工場」か「指定工場」かによって異なります。
● 認証工場:地方運輸局長の認証を受け、自動車の分解整備(特定整備)を行える工場。検査ラインは持たないため、点検整備後に運輸支局や軽自動車検査協会へ車両を持ち込んで検査を受ける
● 指定工場:認証工場のうち、設備や技術、管理組織などが一定の基準を満たしている工場。自社の工場内に検査ラインを持ち、検査まで一貫して行えるため「民間車検場」とも呼ばれ、車検時に運輸支局や軽自動車検査協会への車の持ち込みは不要
車検基本料金
車検基本料金は、車検を依頼する業者へ支払う手数料のことです。法定費用が法律で定められた一律の金額であるのに対し、車検基本料金は業者が独自に設定しているため、どこに依頼するかによって金額が大きく異なります。車検費用の総額を抑えたい場合は、この車検基本料金を比較検討することが重要です。
車検基本料金には、点検作業や整備、事務手続きなど、車検を安全かつスムーズに進めるためのさまざまな費用が含まれています。主な内訳は以下の通りです。
● 定期点検料(24カ月点検):法律で定められた項目をチェックするための費用
● 測定検査料・検査機器使用料:検査時に専用の機器を使い、国の保安基準に適合しているかを確認するための費用
● 車検代行手数料:運輸支局での複雑な手続きを代行してもらうための費用
● 書類作成費用:車検証の更新などに必要な書類を作成するための費用
● 必要消耗品費・ショートパーツ:車検時に必ず必要となる消耗品費など
これらの項目を全てまとめて「車検基本料」や「基本工賃」などと表記している業者もあれば、項目ごとに細かく料金を提示している業者もあります。見積もりを取る際は、基本料金にどこまでの作業が含まれているのかをしっかり確認しましょう。
整備費用
整備費用とは、車検の点検過程で見つかった、保安基準に適合しない箇所の修理や、消耗部品などの交換にかかる費用を指します。法定費用や車検基本料金とは異なり、車両の状態によって必要になるかどうかが決まる費用です。
例えば、タイヤの溝がすり減ってスリップサインが出ていたりすると、車検に合格できません。また、ブレーキパッドの残量が少ない場合は車検には通っても安全のため交換した方が良い場合もあるでしょう。このような場合、安全に走行できる状態に復旧させるための部品代や交換工賃が、整備費用として追加で発生します。
主な整備費用の例は以下の通りです。
● エンジンオイル、オイルフィルター交換
● ブレーキフルード交換
● ブレーキパッド、ブレーキシュー交換
● タイヤ交換
● バッテリー交換
● エアクリーナーエレメント交換
● 各種ライトのバルブ交換
整備費用は、交換する部品の種類や、依頼する業者の工賃設定によって変動します。まだ使用できる部品を交換するかどうかなど、整備の内容については業者とよく相談して決めましょう。
【業者別】スズキ ハスラーの車検費用相場
スズキ ハスラーの車検費用は、依頼する業者によって大きく異なります。特に、車検基本料金や整備費用といった「非法定費用」の部分で価格差が生まれます。
ここでは、ハスラーの車検を依頼できる主な業者と、それぞれの費用相場を一覧表にまとめました。自分の予算や希望するサービス内容と照らし合わせながら、業者選びの参考にしてください。
※費用相場は、一般的な消耗品(オイル類、ブレーキパッド、フィルター類など)の交換を含み、タイヤやバッテリーなどの高額消耗品や大きな故障修理、鈑金塗装などは含まないものとします。
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業者 |
費用相場(法定費用含む) |
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ディーラー |
80,000~120,000円 |
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車検専門店 |
50,000~80,000円 |
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カー用品店 |
60,000~80,000円 |
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ガソリンスタンド |
50,000~70,000円 |
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整備工場 |
70,000~100,000円 |
なお、上記の表はあくまで目安です。実際の費用は、お使いのハスラーの状態や必要な整備内容、選択するオプションによって変動します。正確な金額を知るためには、必ず事前に複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討しましょう。
どの業者を選ぶ? それぞれの特徴を解説
車検はディーラーをはじめ、車検専門店やカー用品店、身近なガソリンスタンド、地域に根差した整備工場など、さまざまな場所で受けられます。
それぞれにメリット・デメリットがあり、かかる費用や時間、サービスの質も異なります。自分のカーライフや車検に何を求めるかを明確にし、適切な依頼先を見つけることで、満足のいく車検になるでしょう。
ディーラーの特徴
ディーラーでの車検は、メーカーの専門的な知見に基づいた質の高いサービスを受けられるのが大きなメリットです。ハスラーを知り尽くした専門の整備士が、専用の診断機材を用いて点検・整備を行うため、安心感があります。
交換部品には信頼性の高いメーカー純正品が使用され、整備記録もしっかりと管理してもらえます。メーカー保証の対象となる箇所であれば、無償で修理や部品交換を行ってもらうことも可能です。
一方で、丁寧な点検・整備を行う分、費用は他の業者に比べて高額になる傾向があります。また、予防的な整備として、まだ使える部品の早期交換を提案されることもあります。費用よりも、サービスの質や安心感を優先したい方におすすめです。
車検専門店の特徴
車検専門店は、その名の通り車検に特化したサービスを提供しており、効率的な作業フローを確立しているのが特徴です。ディーラーと比較して費用を安く抑えられる傾向にあります。
多くの専門店では、短時間で車検を完了させる「60分車検」や「1日車検」といったサービスを提供しており、迅速に車検を済ませたい場合に便利です。フランチャイズ展開している店舗が多く、料金体系が明確で分かりやすいのもメリットといえるでしょう。
ただし、サービス内容は車検に合格するための必要最低限の整備が中心となります。そのため、予防的な整備や複雑な修理には対応できない場合もあります。費用を抑えつつ、スピーディーに車検を済ませたい方におすすめです。
整備工場の特徴
地域に密着した整備工場は、長年の経験で培われた高い技術力と、柔軟な対応力が魅力です。ディーラーのように特定のメーカーに縛られず、さまざまな車種の整備を手がけてきた経験豊富な整備士が在籍していることが多くあります。
ユーザーの要望を細かくヒアリングし、予算に応じた整備プランを提案してくれるでしょう。メーカー純正部品だけではなく、より安価な社外品やリビルト品(再生部品)、中古部品を使った修理にも柔軟に対応してくれる場合もあり、費用を抑えつつ質の高い整備を期待できます。
ただし、工場によって技術力や設備に差がある点には注意が必要です。自分の希望に合わせた、オーダーメイドのような整備を希望する方におすすめです。
ガソリンスタンドの特徴
普段から給油や洗車で利用しているガソリンスタンドで車検を受けられるのは、利用者にとって大きなメリットです。顔なじみのスタッフに気軽に相談でき、給油のついでに見積もりを依頼することもできます。
車検を実施すると、次回の給油から使える割引クーポンや、洗車サービスなどの特典が付いてくる場合があるのも魅力の一つです。
ただし、注意点もあります。全てのガソリンスタンドが車検に対応した設備(認証工場や指定工場)を持っているわけではありません。自社工場がない場合は提携先の整備工場へ車を運んで作業するため、車検に数日間かかるケースがあります。また整備保証が付く場合でも、期間が短めに設定されていることがあるため、保証内容は事前にしっかり確認しておきましょう。
カー用品店の特徴
カー用品店は、車に関するさまざまな商品を扱っているため、普段からよく利用する方にとっては相談しやすい場所といえるでしょう。車検と同時に、気になっていたカーアクセサリーの取り付けやタイヤ交換などを依頼できるのも便利です。
カー用品店の強みは、交換部品の選択肢が豊富な点です。高価なメーカー純正部品だけではなく、性能や価格帯の異なる多様な社外品やブランド品などから、予算やニーズに合った部品を選べます。そのため、ディーラーと比較して車検費用を安く抑えられる傾向にあります。
一方で、店舗によって整備士の技術力に差が生じる可能性がある点は考慮しておきましょう。またガソリンスタンドと同様に、店舗に整備工場が併設されていない場合は提携工場へ車を移動させるため、時間や日数がかかることがあります。
ユーザー車検の特徴
業者に依頼せず、自分で運輸支局や軽自動車検査協会などに車を持ち込んで車検を受ける「ユーザー車検」という方法もあります。この方法のメリットは、費用を大幅に抑えられる点です。業者に支払う車検基本料金や整備費用といった非法定費用が一切かからないため、支払うのは法定費用のみとなります。
しかし、ユーザー車検には手間と時間がかかります。平日の日中に運輸支局や軽自動車検査協会へ出向く必要があり、書類の準備から検査ラインでの運転や機器操作まで、全て自分で行わなければなりません。また車検の保安基準を満たすための点検・整備も自己責任となるため、自動車のメンテナンスに関する専門的な知識と技術が不可欠です。少しでも不安がある場合は、プロの業者に任せるのが賢明でしょう。
ハスラーの車検の流れ
業者に車検を依頼する場合、車を運輸支局や軽自動車検査協会に持ち込む必要のない指定工場では一般的には以下のような流れで進みます。スムーズに車検を進めるためにも、全体の流れを把握しておきましょう。
1. 予約・必要書類の準備
まずは電話やWebサイトから車検を予約します。その際に、以下の書類を手元に準備しておきましょう。引き取り納車や代車の希望がある場合や、車検費用の支払い方法も事前に確認しておきましょう。
● 自動車検査証(車検証)
● 自賠責保険証明書
● 自動車税(種別割)納税証明書(※)
※2023年1月から軽自動車税納付確認システム(軽JNKS)が導入され、軽自動車も納税証明書の提示は原則不要になりました。ただし、納付直後などでシステムに反映されていない場合などは提示を求められることがあります。
2. 入庫・車検受付
予約当日に車を業者へ持ち込みます。業者によっては自宅に引き取りに来てもらえる場合もあるため、予約時に確認しておきましょう。持参した車検書類を確認してもらい、必要書類への記入や車検時の依頼事項を伝えるなど車検の受付を行った後、車を預けます。この際に法定費用の支払いを求められる場合もあります。
3. 見積もり・点検・車検内容の決定
工場で受入点検と24カ月法定点検を行い、今回の車検で整備が必要な箇所を含めた車検見積もりが作成されます。見積もりは工場のサービスフロントスタッフなどから電話などで連絡があり、車検と一緒に行う整備の内容を話し合って決めます。内容に不明な点があれば、この時点でしっかり質問しましょう。
4. 整備・検査
決まった車検の内容で追加整備や部品交換などの作業が行われます。作業が完了した後は最後に工場の検査ラインで完成検査が実施されます。完成検査が完了したら、保安基準適合証が交付されます。車には保安基準適合標章と次回定期点検時期を示す点検ステッカーがフロントガラスに掲示され、納車準備が完了します。
5. 精算・引き取り
工場からお客様へ車検の完了が連絡され、納車日が決定します。納車の際は再度車検の内容の説明を受け、費用を精算してハスラーを引き取ります。後日、新しい車検証と検査標章(ステッカー)が発行されたら、忘れずに受け取りましょう。
車検の費用を少しでも抑えるには?
車の維持費の中でも大きな割合を占める車検費用は、できるだけ抑えたいものです。これからご紹介するいくつかのポイントを実践することで、車検費用を節約できます。
ここでは、ハスラーの車検費用を少しでも抑えるための具体的な方法を3つ紹介します。
日頃のメンテナンスを行っておく
車検費用を抑えるためには、日頃からのメンテナンスが非常に重要です。車の状態が悪いと、車検時に交換が必要な部品や整備箇所が増え、結果的に費用が高額になってしまいます。
エンジンオイルの定期的な交換やタイヤの空気圧チェックなど、簡単なメンテナンスを自分で行うだけでも、車の良好なコンディションを維持できます。日頃から愛車の状態を気遣うことが、結果として車検時の大きな出費を防ぐことにつながるでしょう。
ディーラー以外を選ぶ
サービスの質や安心感を重視する場合はディーラーが適していますが、費用を安く抑えることを優先するなら、ディーラー以外の業者に依頼するのがおすすめです。
ディーラーは質の高い点検整備やメーカー純正部品の使用を徹底している分、車検基本料金や部品代が高めに設定されている傾向があります。車検専門店や整備工場など、他の業者と比較すると、整備内容によっては数万円の差が出ることも少なくありません。
割引キャンペーンや特典を活用する
多くの業者が、車検の費用を割り引くキャンペーンや特典を用意しているので活用してみてください。例えば「早期予約割引」は、車検満了日の数カ月前に予約することで適用されることが多く、数千円程度の割引が期待できます。
他にも、Webサイトからの予約で適用される「ネット割」や、代車が不要な場合に適用される「代車不要割引」など、さまざまな種類があります。依頼を検討している業者のWebサイトなどを小まめにチェックし、活用できる割引がないかを探してみましょう。
まとめ
ハスラーの車検費用は、依頼する業者によって大きく変動します。費用を抑えたい場合は車検専門店やガソリンスタンド、整備の質や安心感を重視するならディーラーというように、自分が車検に何を求めるかによって適切な選択肢は変わります。
納得のいく車検を受けるためには、1社だけではなく複数の業者から見積もりを取り、料金はもちろん、サービス内容やスタッフの対応まで総合的に比較検討することが大切です。
「車検の速太郎」は、全国に店舗を展開する車検専門店です。国家資格を持つ検査員と整備士の2名体制で車検に当たり、最短45分~で車検が完了するのでその場でお車に乗って帰ることが可能です。年式や走行距離にかかわらず検査費用が一律で分かりやすく、お客さま立合いの下で車の状態の説明を行うため、不明瞭で納得のいかない整備や部品交換の心配もありません。ハスラーの車検でお悩みの方は、ぜひお近くの「車検の速太郎」にご相談ください。


