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シバタイヤで車検は通る? 車検に通せるタイヤの特徴と、車検を受けるときの注意点を解説

2026.01.14

シバタイヤは、車愛好家の間で人気のタイヤです。安価なのにグリップ性能が良いことで知られていますが、ドリフト走行に多く使用され、モータースポーツの世界で名が通っているタイヤですし、カスタムされた旧車などに合うようにも製造されているため、「車検に通るの?」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、シバタイヤの購入を検討している方向けに、シバタイヤで車検は通るのかどうかを分かりやすく解説します。また、車検を通す際の注意点も併せて説明しています。「シバタイヤを履いてみたいけど車検に通るか心配」「そもそも他のタイヤと何が違うの?」と疑問に思っている方はぜひ最後までご覧ください。

※シバタイヤは柴田自動車株式会社の登録商標です

シバタイヤは車検に通せる? 車検に通るタイヤの種類

結論から先にいうと、タイヤの種類によっては車検に通すことが出来ます。

シバタイヤと聞くと、モータースポーツの世界で使われるスポーツタイヤを製造・販売しているメーカーというイメージが強いかもしれません。しかし、実際にはスタンダードやSUVタイヤ、スタッドレスタイヤなど、一般的な乗用車向けのタイヤも販売しています。これらのタイヤは一般道を走ることを想定して作られているため、車検の適合基準もクリアしています。正しく装着すれば問題なく車検に通るでしょう。

一方、シバタイヤの主力製品であるスポーツタイヤは、製品によって車検に通るかどうかが異なります。現行のスポーツタイヤはR23、R31、R50、R60の4タイプに区分されます。このうち、競技専用に開発されたR60を除く3種類のタイヤは、一般道の走行が可能とカタログでは謳われています。ただし、後述する理由でR60だけでなく、R50も車検には通らない可能性があります。そのため、車検に通るスポーツタイプのシバタイヤを購入したい場合は、R60とR50以外のタイヤを選ぶようにしましょう。

R60が一般道走行不可の理由

R60が一般道で走行できないのは、競技専用のスリックタイヤとして開発されているためです。競技専用のスリックタイヤとは、F1などのモータースポーツで使用されている特殊なゴム素材(=コンパウンド)を使用した溝のないタイヤのことです。一般的なタイヤは暑い夏から寒い冬までの幅広い温度変化に対応できるようなコンパウンドを素材に使用しています。また、雨天時の安全性を確保するために深い溝が刻まれています。これは、走行中に路面とタイヤの間の水分を溝に逃がすことで溝以外の接地面に摩擦を発生させ、濡れた路面でも滑りにくいようにするためです。

一方、モータースポーツはストレートだけでなくカーブなども設けられたサーキットをいかに速く走るかを競うスポーツであるため、極限状態でのブレーキングやコーナリングなどでのタイヤと路面とのグリップ(=摩擦力)が求められます。そのため、一般タイヤに求められるような幅広い温度変化への対応は不要ですし、雨天時など路面が濡れている時以外に使用する競技用のスリックタイヤではあえて溝を作らず、タイヤの接地面が最大になるように作られています。

競技専用のタイヤとして作られているR60は、上記のような特性のため一般道路の走行は不可とされており、もちろん車検には通りません。

セミスリックタイヤなら車検を通せる?

同じスリックタイヤ系でも、セミスリックタイヤのR50であれば一般道を走行できるとされています。セミスリックタイヤとは、競技用のスリックタイヤに溝を設け、雨天時など濡れた路面でもレースを行えるように作られたタイヤのことです。セミスリックタイヤであるR50はモータースポーツ向けのスリックタイヤとしての側面を残しつつ、数は少ないながら溝を設けているため、雨の日など路面が濡れている場合は注意が必要ですが、一般道でも走行できます。

ただし、車検を通せるかというと疑問符が付きます。一般的なタイヤに比べると圧倒的に溝が少なく、スリックタイヤに近いデザインのため車検に不適合と判断される場合があるでしょう。また、雨天時の走行に注意が必要ということ自体が、様々な天候下でも安全に走行できるように定められた保安基準に違反していると判断される可能性もあるため、R50装着での車検は難しいと思っておいた方が良さそうです。

シバタイヤを車検に通す際に気を付けたいポイント4つ

一部を除き、シバタイヤは車検を通せると説明しましたが、実際に車検に通すときは以下4つのポイントに注意が必要です。

1. ロードインデックスの不足に注意

ロードインデックスとは、タイヤ1本当たりが安全に支えられる最大荷重指数のことです。国土交通省が公開している道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(細目告示)第89条4項では、自動車の空気入ゴムタイヤに加わる荷重は、そのタイヤの負荷能力以下であることと定められています(※)。

つまり、車両重量に対してロードインデックスが不足しているタイヤを装着すると、保安基準不適合と判断され、車検に通らない可能性があります。特に、タイヤをインチアップした際にはロードインデックスが不足しやすくなるため注意が必要です。インチアップとは、タイヤの外径を変えずに、リム径(ホイールの直径)を大きくし、その分タイヤを薄くする方法です。

ドレスアップやコーナリング性能、操縦安定性を高めようとしてシバタイヤをインチアップする場合には、十分なロードインデックスを確保できるかどうかを確認しましょう。

2. タイヤのはみ出しに注意

保安基準では、自動車のタイヤが車両の外側方向に突出していないことを基準適合の条件として掲げているため、タイヤがはみ出ていると車検に通らない可能性があります。

保安基準の細目告示第178条2項では、フェンダーからの突出量が10mm未満(※)であるかどうかをボーダーラインとしていますが、これはあくまでタイヤ部分だけの話です。ホイールや取付部品(センターキャップやホイールカバー)などはフェンダーの内部に収める必要があるため、ドレスアップのためにシバタイヤを意図的にはみ出させたい場合は注意しましょう。

3. タイヤの摩耗に注意

シバタイヤを履く場合は、タイヤの摩耗による車検の不適合にも注意が必要です。保安基準の細目告示第89条4項では、タイヤの溝が1.6mm以上の深さを有することを適合条件に掲げています(※)。タイヤの溝が1.6mm未満になると車検に通らなくなるため、車検前に適合するタイヤに交換しておきましょう。

タイヤの摩耗スピードは、走行距離や車の走らせ方、タイヤの種類などによって異なりますが、特にスポーツタイヤは一般的なタイヤより摩耗しやすい傾向にあります。
シバタイヤのスポーツタイヤを検討する場合は、従来よりも小まめに点検する習慣を付け、車検の適合基準を満たしているかどうか確認しましょう。

なお、タイヤの摩耗具合はスリップサインの有無である程度チェックできます。スリップサインとは、タイヤが摩耗してきたときに現れる盛り上がり部分のことです。タイヤの側面をよく見ると小さな△マークがあり、スリップサインはその部分に出現します。

スリップサインはタイヤの溝の数だけ存在しますが、1本でもスリップサインが出現した時点で車検の適合基準から外れていると見なされるため、タイヤの交換が必要となります。

4. 適正空気圧に注意

適正空気圧とは、各自動車メーカーが車種ごとに指定している空気圧のことです。空気圧に過不足があると、車やタイヤの性能が低下するのはもちろん、場合によっては損傷やバーストなどのリスクが高まる恐れがあります。

車検の点検項目に空気圧チェックは含まれていないため、空気圧に過不足があるからといって直ちに車検が通らなくなるわけではありません。しかし、不適正な空気圧のまま走行し続けた結果、タイヤに傷やひび割れが起こったり、タイヤの片側だけすり減ったりすると、安全性に問題があると見なされて車検を通らなくなる可能性があります。

特にシバタイヤを履いてスポーツ走行する場合、タイヤが損傷するリスクが高くなるため、日頃から適正空気圧になっているかどうか点検することが大切です。

スリック・セミスリックタイヤ以外のシバタイヤは車検OK! ただし装着の仕方には要注意

シバタイヤはモータースポーツ向けのタイヤを開発しているメーカーであるため、一般道は走行できない = 車検に通らないというイメージを持っている方も少なくありません。しかし、実際にはサーキット走行向けの一部タイヤを除き、多くのシバタイヤは一般道の走行に対応しており、車検にも通すことができます。

ただし、インチアップによるロードインデックス不足や、基準値を超えるタイヤのはみ出しなどがある場合は車検が通らなくなる可能性があります。このような場合、車検を通すには新しいタイヤに交換するなどの措置が必要になるため、車検を受けるときは保安基準から外れていないかどうか確認することが大切です。

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