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車検にかかる時間はどのくらい? 時間を短くするポイントも解説

2024.01.12

車を保有していると、定期的に車検を受ける必要があります。車検は費用がかかるだけでなく、完了までに一定の時間が必要です。車検に時間がかかる場合は、代車を利用できますが、乗り慣れていない車に不便さを感じるかもしれません。そのため「できるだけ早く車検を済ませたい」とお考えの方は多いでしょう。

本記事では、各依頼先における車検完了までに必要な時間の目安や、車検専門店の車検が早い理由、時間を短縮して効率的に車検を受けるポイントを解説します。

車検にかかる時間は依頼先によって異なる

車検にどれだけの時間がかかるのかは、どこに依頼したかによって異なります。ここでは次の車検依頼先ごとに、完了時間の目安を解説します。

● ディーラー
● ガソリンスタンド
● 整備工場
● ユーザー車検
● 車検専門店

ディーラー

ディーラーに車検を依頼した場合の車検完了の時間は、一般的に2~3日ほどです。ディーラーの車検のメリットは、パーツの交換を純正品で対応してもらえるという点です。しかし、純正品のパーツはそのディーラーにすべて在庫があるわけではなく、取り寄せに時間がかかってしまう可能性があり、価格も非純正品より高い傾向にあります。そのため、ディーラーによる車検は日数がかかり、費用が高くなりがちです。

ただし、ディーラーによっては即時対応可能なケースがあります。急ぎの際は車検を依頼する前に、どれくらいの時間がかかるかを問い合わせてみるのもよいでしょう。

ガソリンスタンド

全てのガソリンスタンドではありませんが、車検に対応しているスタンドもあります。中には、車検を24時間受け付けているスタンドもあります。

ガソリンスタンドでの車検は運輸支局や軽自動車検査協会に持ち込む場合が多く、2~3日程度で終了するのが一般的です。ガソリンスタンドの車検は、ガソリンの値引きや次回使用できる各種クーポンを受け取れる場合があるという点がメリットです。

しかしガソリンスタンドの業務において、車検への対応は優先度が低い傾向にあります。そのため混雑時は対応が遅れてしまい、時間がかかってしまうかもしれません。また、ガソリンスタンドでは代車を用意していない可能性があります。車検依頼中に車を運転する予定があれば、事前に代車が用意可能かどうかを確認しておきましょう。

整備工場

整備工場に車検を依頼した場合は、一般的に1~2日ほどあれば完了します。ただし車検の依頼が重なっている場合は、3~4日ほどかかってしまう可能性もあります。

整備工場は認証工場と指定工場に分かれていて、より早く車検が完了する傾向にあるのは指定工場です。指定工場は自社で検査ラインを保有しているため、スピーディな車検が可能です。

また整備工場は個人で経営しているところもあるため、工場によっては柔軟に対応してもらえる可能性があります。例えば緊急の依頼であれば、優先的に対応してもらえるかもしれません。

しかし整備工場での車検は車の「持ち込み・持ち帰り」が原則なので、引き取り納車に対応していない上、土日祝日は営業していない工場が多いというデメリットもあります。また、個人で経営している整備工場は代車の数が少ない傾向にあります。

ユーザー車検

ユーザー車検とは、車のオーナーが運輸支局や軽自動車検査協会の係員の指示に従って自分で実施する車検です。ユーザー車検は車に不具合がなければ2~3時間で完了します。ユーザー車検であれば、検査代行手数料をはじめとした車検基本料を抑えることが可能です。

ユーザー車検は短時間で完了しますが、業者に車検を依頼した場合に点検してもらえるブレーキやエンジンの各種フィルターなどは点検してもらえません。そのため、ユーザー車検に合格してもすぐに故障が発生するリスクがあります。また、必要になる書類の作成など、手間がかかってしまう傾向にあります。しかも、ユーザー車検は平日の日中しか受け付けていません。そのため、仕事やプライベートのスケジュールを調整する必要があります。

車検専門店

車検専門店は、車検に特化している店舗です。車検専門店に依頼した場合、1~2時間ほどで車検が完了します。

車検専門店は他の依頼先に比べて、短時間で車検を終わらせることが可能です。しかし短時間で終わるからといって、クオリティが劣るわけではありません。車検専門店では、一般的に国家資格を持つ整備士が対応するため、安心して車検を依頼できます。

車検専門店の車検が早い3つの理由

いくつもある車検依頼先の中でも、車検専門店がスピーディに車検を完了できる理由は次の3つです。

● 1. 車検に特化しているため
● 2. 事前の予約で効率的に作業を進めるため
● 3. 車検専用の検査ラインやシステムを導入しているため

1. 車検に特化しているため

車検専門店の車検が早い理由は車検に特化しているためです。例えばディーラーに車検を依頼した場合、他の業務が舞い込んでしまうと車検への対応が遅れてしまう可能性があります。一方、車検専門店は車検に特化しているため、車検には優先的に対応する体制があり、他の業務の為に対応が遅れることは少ないでしょう。

2. 事前の予約で効率的に作業を進めるため

車検専門店では、事前に車検日時の予約を受け付けて作業するのが一般的です。事前に予約を受け付けるため、計画的かつ効率的に車検を進められます。また車検を専門に担当する検査員、整備士で役割を分担して行うことが多いため、スムーズかつ短時間に車検を進めることが可能です。

3. 車検専用の検査ラインやシステムを導入しているため

車検専門店ではスピーディな車検を実現するために、運輸支局や軽自動車検査協会に車を持ち込む必要のある認証工場ではなく、車検専用の検査ラインを導入した指定工場の場合がほとんどです。通常の車検では、上記の役所に車を持ち込んだり、指定工場でも他業務でも使用している検査ラインが空くのを待つ時間が発生していました。しかし車検専門店では、事前の予約と専用の検査ラインによって、ライン待ちなどの時間を削減できます。

また、車検専用のシステムを導入していることも、車検専門店がスピーディな車検を実現できる理由の一つです。

車検の時間を短くする3つポイント

車検の時間を短くするには、次のようなポイントを押さえておきましょう。

● 1. 平日に車検を受ける
● 2. 事前に予約をしておく
● 3. 日頃のメンテナンスを怠らない

1. 平日に車検を受ける

車検に必要な時間を短縮するには、平日に車検を受けるのがおすすめです。土日は一般的に休日に当たるため、多くの人が車検を申し込み、混雑する恐れがあります。

平日であれば土日ほど混雑していない可能性があるため、車検時間の短縮につながるでしょう。

2. 事前に予約をしておく

事前に車検の予約をしておくことも、車検時間の短縮には欠かせません。車検の依頼先は1日で対応できる車の数に限りがあります。そのため、当日に車検を依頼しても検査待ちになってしまいます。

また、部品によっては取り寄せに時間がかかるため、事前に予約しておけば部品が届くまで待つことはありません。事前に予約する際は、車検完了までにどれくらいの時間がかかるのか確認しておくと、当日のスケジュールを把握しやすいでしょう。

3. 日頃のメンテナンスを怠らない

日頃のメンテナンスは車検の時間を短縮するのに効果的です。例えば、定期的なオイル交換やタイヤ点検などが挙げられます。整備、修理箇所が増えれば車検の時間が長くなってしまいます。反対に整備、修理箇所が少なければスピーディな車検につながるため、日頃のメンテナンスを怠らないようにしましょう。

また日頃から車の手入れをしておくことで、車検時の修理にかかる費用を抑えることも可能です。

依頼先ごとの特徴を押さえて車検の時間を短くしよう

車検完了に要する時間は依頼先によって異なります。一般的にディーラーや整備工場は車検完了までに数日が必要です。車検専門店であれば、事前に予約を受け付けて効率的に作業を進めるため、1~2時間ほどで車検が完了します。

車検にかかる時間を短くするには事前の予約に加えて、日頃のメンテナンスも大切です。

「車検の速太郎」では、整備士と検査員の2名体制で効率的に車検を進めていきます。また車検専門の検査ラインとシステムを駆使することで、短時間での車検を実現しています。

車検の受付は予約制のため、そろそろ車検のタイミングを迎えるという方は、ぜひお気軽にご相談ください。