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エアロパーツとバンパーの違いとは? それぞれの役割や交換時の注意点を解説

2026.04.01

エアロパーツやバンパーは、車の修理やカスタマイズなどを行う際によく見聞きするパーツです。どちらもフロントやリアなどに付けるものですが、役割には大きな違いがあるため、混同しないよう注意しましょう。

本記事ではエアロパーツとバンパーの役割や違い、交換時の注意点をまとめました。必要性がよく分からない方や、交換を検討している方はぜひ参考にしてください。

エアロパーツは空気抵抗を軽減させるパーツ

エアロパーツとは、空気抵抗を軽減させるために取り付けるパーツです。主に車の前方・後方・側面に取り付けられ、車の見た目を良くするドレスアップ効果も高いのが特徴です。

車は走行する速度に応じて空気抵抗を受けます。スピードを出すと、この空気抵抗が大きくなるので、より大きな力が必要になります。その結果、燃費や加速性能の低下につながります。

しかしエアロパーツを取り付けると、正面から受ける空気の流れを調整したり、車体を地面に押し付ける力(ダウンフォース)を高めたりできるため、空気抵抗の影響を抑えることが可能になります。

なおエアロパーツは、取り付ける場所や形状によって複数の種類に分類されます。

エアロパーツ

概要

フロントスポイラー

車のフロント部分やフロントバンパーに装着するエアロパーツ。ダウンフォースが向上する。

サイドスポイラー

車のサイド部分に装着するエアロパーツ。車体の下面に入り込む空気を後方に流す。

リアスポイラー

車の後部に装着するエアロパーツの総称。トランクやリアハッチ上部に取り付けるものはリアウィングやトランクスポイラー、リアバンパー下部に取り付けるものはリアアンダースポイラーと呼ばれる。

カナード

フロントバンパーの横やヘッドライト下部に装着するエアロパーツ。空気の流れを調節し、ダウンフォースを生み出すきっかけを作る。

ディフューザー

リアバンパー下部に装着するエアロパーツ。フロア下を通る空気の流れを整え、後方にスムーズに排出することで車体後部の圧力を下げ、ダウンフォースを高める。

エアロガーニッシュ

ヘッドライトの間にあるグリル部分に装着するエアロパーツ。エンジンルームへの空気の流れを調節し、エンジンを冷やす。

バンパーは衝撃を吸収するパーツ

バンパーは、車が衝突事故を起こした際に生じる衝撃を吸収・緩和させるために取り付けるパーツです。車の前部と後部の両方に装着されており、前者はフロントバンパー、後者はリアバンパーと呼ばれています。

フロントバンパーは、ヘッドライトやグリルの下部に位置しており、主に正面衝突など車の前方がぶつかる事故の際の衝撃を和らげる役割を担っています。

一方のリアバンパーはテールランプやトランクの下部に取り付けるパーツです。後続車からの追突やバック時における接触事故の衝撃を緩和する役割があります。

かつては金属製のバンパーが主流でしたが、硬い金属は損傷しにくいメリットがある一方、人身事故の際に被害者へのダメージが大きいという欠点もありました。そのため近年は、ポリプロピレンと呼ばれる樹脂製のバンパーが主流となっています。

ポリプロピレンは柔軟性が高く、衝突時の衝撃を吸収しやすいため、ぶつかった人や物へのダメージを抑えるというメリットがあります。また金属よりも加工が容易なため、デザイン性が高く車ごとのオリジナリティを出しやすいのも特徴です。さらに樹脂は金属よりも軽いため、車両にかかる負担が少ない点も魅力の一つです。

エアロパーツとバンパーは何が違う? 2つの相違点

エアロパーツとバンパーの違いは大きく分けて2つあります。

● 装着する目的
● 取り付けが任意かどうか

エアロパーツを取り付ける主な目的は、先述の通り空気抵抗の軽減による性能の向上と、車の見た目を良くすることです。

一方バンパーは、車が衝突・接触した際に生じる衝撃を軽減するのが主な役割です。加工性に優れた樹脂製バンパーの普及により、近年はデザイン性も向上していますが、主な目的はあくまで衝撃の緩和になります。そのためエアロパーツとは根本的な役割が異なります。

またパーツの取り付けを、任意で決められるかどうかも大きな違いの一つです。エアロパーツは車の性能の向上や見た目の良さに役立ちますが、車の機能性や安全性に直接関与するパーツではないため、取り付けるかどうかは任意です。実際、エアロパーツはオプション扱いとなるメーカーが多く、装着しなくても車の運転には問題ありません。

一方のバンパーは車の安全性を支える極めて重要なパーツであるため、全ての車に標準で装着されています。バンパーが大きく破損していたり、安全性に問題があると判断されたりした場合は、車検に通らず公道を走行できなくなるため注意しましょう。

エアロパーツを取り付ける際の注意点

エアロパーツはメーカーオプションとして取り付けられる他、後付けもできます。ただし取り付ける際には、以下の点に注意が必要です。

車の性能が低下する恐れがある

エアロパーツを装着すると空気抵抗の軽減に役立つと説明しましたが、適切な方法で取り付けなければ、かえって空気抵抗が高まる原因になります。

装着する位置や角度が、わずかにずれただけでも性能が低下する可能性があるため、エアロパーツの取り付けは信頼できる業者に依頼することが大切です。

またエアロパーツは、既存のボディに追加する形で取り付けられるため、装着するほど総重量が何キロか増えます。車は重くなるほど走行に多くの力を要するため、装着し過ぎると燃費や加速性能が低下する恐れがあることも覚えておきましょう。

車検に通らない可能性がある

エアロパーツのサイズや形状によっては、道路運送車両法で定められた保安基準に適合せず、車検に通らない可能性があります。

エアロパーツはユーザーが任意で追加・変更できる部品であり、安全性や公害防止の面でも問題のない「指定部品」に該当します。指定部品の取り付けには特別な許可や申請は不要ですが、取り付け方法が溶接やリベット留めの場合は車体の寸法が以下の範囲に収まっていることが条件です(※)。

長さ

±3cm内

±2cm内

高さ

±4cm内

エアロパーツを溶接やリベットで取り付けし、上記の範囲に収まらない場合は、構造等変更検査を受ける必要があります。合格すれば新しい自動車検査証が発行されますが、検査を受けない場合は通常の車検に通らず、公道を走行できなくなるので注意しましょう。

バンパーを交換するときの注意点

バンパーは車に標準で装着されているパーツですが、事故で大きな損傷を受けた場合は交換が必要になるケースもあります。

ここでは、バンパーを交換するときに気を付けたいポイントを2つ紹介します。

1. 自分で交換するときはパーツを傷めないよう注意する

近年、主流である樹脂製バンパーは、傷や割れが生じやすいため、交換の際は慎重に作業を行う必要があります。特に自分で交換する場合、力任せにパーツを外そうとすると、バンパーが割れたり、周辺に傷を付けたりする原因になります。

新しいバンパーを損傷させた場合、新品を買い直す必要があるため、作業に自信がない場合はプロに任せた方が良いでしょう。

2. バンパー交換が特定整備に当たる場合がある

特定整備とは、電子制御装置の作動に影響を及ぼす整備や調整作業を含む整備のことを指します。自動車の整備の中で、車の基本的な構造(エンジン・ミッション・ブレーキ・サスペンションなど)の整備に加えて、最近の車には標準装備となりつつある自動ブレーキやレーンキープアシストなどの先進安全装備の電子制御装置に関する整備を加えて「特定整備」と呼んでいます。

電子制御装置とは、自動ブレーキやレーンキープアシストシステムなどに用いられるカメラやレーダーなどの総称です。これらの装置はフロントバンパーやリアバンパーに装着されているケースが多く、バンパーを取り外すと装置が正常に作動しなくなる可能性があります。

このような特定整備には、専門的な知識・技術と専用工具が必要です。そのため自分で交換しようとせず、特定整備認証の資格を持ったプロの自動車整備業者に作業を任せることをおすすめします。

エアロパーツとバンパーは役割や機能に違いがある

エアロパーツとバンパーは、それぞれ車における役割や機能に大きな違いがあります。

エアロパーツは性能の向上や見た目の良さにつながります。しかし取り付けに不備があると、性能が低下する恐れがある他、保安基準の条件を満たしていなければ車検に通らなくなるため、注意が必要です。

一方のバンパーは車の安全性に欠かせないパーツであるため、損傷した場合は修理や交換が必要となります。交換は自分で行うことも可能ですが、自動ブレーキシステムなどの電子制御装置に関連している場合は特定整備に当たるため、専門的な知識・技術を持つプロに作業を依頼しましょう。

「車検の速太郎」では、国家資格を持った検査員と整備士の2名体制で車検を行い、お客様のお車の状態と交換・修理が必要な部分についての説明を工場でお客様立合いのもとで行います。その際の説明は専門用語を使わず、丁寧に分かりやすく説明するため、納得した上で安心して整備をお任せいただけます。

「エアロパーツを付けているけれど車検に通るかな?」「バンパーを交換しなければ車検に通らないかも?」といった不安や悩みがある方は、まずはお気軽に「車検の速太郎」までお問い合わせください。