コラム

車検見積もりと実際の費用との矛盾

日本には車検制度があり、必ず車検を受けることが義務となっています。

車検を受けていない車は公道での走行ができません。

近年では、安価なアピールで新聞折り込みやインターネットのweb上で宣伝がされます。

しかしながら安価と思って見積もりを取ってみると、その見積額に愕然とすることがあります。

見積もり内容にエアコンフィルター交換やオイル関係の交換費用、そのほかにも様々な部品交換が行なわれることがあります。

しかし、検査で重要となる内容に関係の無いことも多く存在します。

オイル関係は、定期的な交換が必要ですが、必ずしも車検で交換する必要がありません。

エンジンオイルでは3000キロが交換目安と言われますが、5000キロで十分で、中には10000キロ毎にオイルとエレメントを毎回交換するというオーナーもおり、それも正しいと言えば正しいでしょう。

エンジンオイルは、10000キロまでに交換すれば問題ありません。

ただし、ターボやスーパーチャージャーといった過給機を搭載したエンジンの場合、早めのオイル交換が必要となるでしょう。

また、それぞれの消耗交換部品も、一定の距離やサイクルに応じて交換が求められ、車検毎の交換が必ずしも必要ではありません。

しかし、無知なユーザーに交換する旨を告げれば、大抵は応じるでしょう。

そうなると検査費用は安く済んでも交換品などの項目が多ければ費用は逆に高くなってしまいます。

この検査で多くを占めるものが、税金や自賠責保険料であり、これらを法定料金と言い、業者による違いがありません。

問題となるのは、基本検査料や整備費に部品代実費です。

とくに年式の古い車にお乗りのユーザーに安く済ませたいという傾向が高く、安くアピールする業者にコンタクトを取る人が多いようです。

近年では様々営業方法があり、オイル交換を100円で行うといったサービスをし、オイル交換に訪れた客に車検の猛アピールをし、予約受付を行なうといった例もあります。

オイル交換そのものでは儲けが無くても、検査を受けることで修理箇所を増やして稼ぐという図式となります。

考えてみれば、本来、オイル交換のオイルと作業料の合算で100円と言うことはあり得ません。

しかしながら、価格につられて訪れる客は業者にとってまさにカモが葱を背負って来ることとなるのです。

自動車は耐久消費財で、故障や消耗はつきもので、料金のみではなく、信頼できる業者との付き合いが良い方法でしょう。

次の記事へ