コラム

車検の方法と必要な時間

車検の流れ


日本の道路を走行する自動車は、定められた期間に一度、車検を受けるよう義務付けられていて、これに違反すると法律で罰せられます。
ディーラーや民間整備工場、車検専門フランチャイズ、カー用品店、ガソリンスタンドなどに依頼して行うのが一般的な車検ですが、自分で点検と整備を行い、自分で陸運局、軽自動車の場合は軽自動車検査協会、に持ち込んで検査を行う、ユーザー車検という、短時間で済む方法もあります。また、陸運局での検査部分だけを業者に依頼する、車検代行という方法を選ぶこともできます。
車検証などに記載されている有効期限の1ヶ月前から有効期限当日までの間に車検を受けると、次回の有効期限は、指定年数後、普通乗用車であれば2年後の同じ日付になりますが、1ヶ月前より前に車検を受けると、その日から換算して指定年数が有効期限となります。
ディーラーや民間の整備工場で行う車検の流れは、まず電話などで車検の見積もりを依頼し、自動車を預けて見積もりが行われます。その後見積もり内容を確認して車検を予約し、再び車をあずけていよいよ実際の車検が行われます。車検と一口に言いますが、ほとんどは24ヶ月点検と整備が行われた上、法定点検と継続検査が合わせて行われます。車検が終了すると、車を引き取り、あるいは納車されて料金の支払いを行って完了となります。
車検専門フランチャイズでの車検の場合、「立会車検」と呼ばれるスピーディーな車検が行われていて、フロントでの受付後、検査員が法定56項目に基づいて点検を行い、車の状態を確認します。その後、ユーザーの立会のもと、交換が必要な部品やオイル、潤滑油などの説明をして部品交換など整備を行い、検査を実施して、検査員による、整備の内容や自動車の状態の説明、アドバイスなどが行われて費用の精算をし、車検完了となります
ユーザー車検は、ある程度自分で自動車を整備できる技術があれば行うことができます。陸運局で車検を受け付けてもらえるのが平日だけですので、平日に陸運局へ行けない人が、陸運局での車検の部分だけを依頼するのが車検代行です。

車検時に必要なもの


ディーラー車検や車検専門フランチャイズ車検に必要なものとしては、まず、車検証です。正式名称は自動車検査証で、自動車の所有者や使用者を証明し、検査時点で自動車保安基準に適合していたことを証明する、大切なものです。
それから自賠責保険証ですが、正式名称は自動車損害賠償責任保険証明書です。自動車を運転するためには、必ず自賠責保険に加入しなくてはなりません。ほとんどの場合、車検の有効期間と自賠責保険の有効期間は同じで、車検の際に自賠責保険も更新することになります。
次に、今年度の自動車納税証明書です。車検を通るためには、この証明書により自動車税が納付されていることを証明する必要があります。紛失した場合は、車検までに管轄の自動車税事務所で再発行してもらって下さい。
次に印鑑が必要です。車検証の「使用者」に記されている方の印鑑ですが、認印で構いません。
任意保険に加入している場合、車検に必要ではありませんが、任意保険証を持参すれば、現状に見合った保険内容かどうなどをアドバイスしてもらえる場合があります。
あとは車検時諸費用です。車種や排気量によって一定ではありませんが、整備費、部品代金などの検査費用、申請代行料、事務手数料、自賠責保険料、重量税、印紙代などが必要です。
車検受付当日に必要書類が揃っていないと、時間の無駄となってしまいすので注意して下さい。

車検にかかる時間


早く車検を済ませてしまいたいのであれば、自分で自動車を陸運局へ持ち込んで行うユーザー車検が一番でしょう。ただし、ユーザー車検を行う時点で、その自動車は車検が通るように整備されていなければなりません。また、陸運局がユーザー車検を受け付けているのは平日だけです。ある程度の自動車整備に関する知識や技術がなければ行うことはできないでしょう。このうち、陸運局の車検だけを代行する業者が車検代行です。平日陸運局へ自動車を持ち込めないが、整備は自分でできる、という場合は、車検代行業者を利用すれば1日から数日の間で車検を済ますことができます。
ディーラー車検を行う場合は、自分の自動車のメーカーが直轄しているサービスセンターでの検査と整備を受けるのですから、信頼性もあり、かなり丁寧な仕上がりが期待できますが、それなりに時間とお金がかかってしまいます。車両引き渡しから完了までの期間は、数日から1週間ほど必要な場合もあるようです。
車検専門フランチャイズ車検の立会車検であれば、日時の予約をして、予約時間までに自動車を持ち込めば、特殊な部品を発注するような必要がなければ、30分から長くても2時間程度ですべて終了します。
ディーラー車検や民間の整備工場、車検専門フランチャイズ車検などで車検をした場合、フロントガラスには水色の車検ステッカーの代わりに、仮の「適合証」が貼られます。後日、郵送などで正式な車検ステッカーが手元に届きますが、仮の「適合証」にも期日がありますので、切れてしまわないうちに、正式な車検ステッカーへ貼り替えるようにして下さい。

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